膝の痛み②

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

前回は「変形性膝関節症」についてお話しましたが、

今回はよく臨床の現場で変形性膝関節症と間違われる症状についてお話します。

 

よく膝の内側の痛みを訴える患者さんのなかで、当院に来院する前に、病院ですでに変形性膝関節症と診断されて、注射などの治療をしていたけど全然よくならなくて悩んでいる人が結構多くいらっしゃいます。

本来の変形性膝関節症の場合は、触ったときの痛みの場所は関節の内側がほとんどです。

しかしよく触診させていただくと、痛みの場所が関節の内側より少し下の部分なのです。その場所に関節はありません。何があるかというと膝を曲げるための筋肉がついているのです。

 

基本的に膝を動かす筋肉は太ももにあります。太ももの前側の筋肉に「縫工筋」、後ろ側の筋肉に「半腱様筋」、内ももに「薄筋」という三本の膝を曲げる筋肉があり、それがすねの骨の上内側に集合してくっついているのです。それを「鵞足(がそく)」といいます。この場所が比較的膝の関節に近いため関節痛と診断されてしまうのです。病院で触診が少なく、画像だけで判断されてしまった場合は気をつけたほうがよいかもしれません。

なぜ「鵞足」と呼ばれるのか・・すねの骨についている筋肉の形がガチョウの脚に似ていることから

 

鵞足に炎症が起きるため「鵞足炎」「鵞足滑液包炎」と言ったりします。

膝の屈伸運動の繰り返しで鵞足部に負荷がかかり炎症が起こります。なので高齢者よりも仕事やスポーツ等で運動量の多い青壮年の方のほうが多いのも鑑別するポイントだと思います。

鵞足となる3本の筋肉はすべて違う方向からついています。同じ膝の屈伸運動でもそれぞれの筋肉で引っ張られ方が違うので、負荷がかかりやすいのです。

 

炎症がひどい場合はアイシング、包帯固定をして、安静を図る必要があります。それと同時に、鵞足の三本の筋肉の緊張を取り除く必要もあります。消炎鎮痛剤のクリームを塗りこみながら手技でそれぞれの方向からアプローチしていきます。炎症が落ち着いたら、ストレッチや拮抗筋である大腿四頭筋の運動も少しずつ行い、可動域と筋力を安定させ、治癒、再発予防へ導きます。

 

膝は構造が複雑なため年代、性別、仕事・スポーツの内容によって多様な症状があります。

ときわ台接骨院では、それを丁寧な触診、問診、検査でしっかり判断させていただきますので、お困りの方は気軽にご相談ください。

これからもよろしくお願いします。

 

富士吉田市の地域密着型接骨院 ときわ台接骨院

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