へバーデン結節

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

先日テレビ番組をみていたら、芸能人のキャシー中島さんが22年間「へバーデン結節」に苦しんでいるという特集がやっていました。痛みがかなり強く、現在も症状は進行していると話していました。22年も同じ症状で苦しんでいるというのは、本人も家族も大変だったと思います。

 

へバーデン結節は決して珍しい病気ではありません。手の指の第一関節の変形性関節症のことをいいます。40歳過ぎの女性に多く、軽い痛み、手のこわばりから始まり、症状が進むと関節が赤く腫れ、さらに進むと関節の肥大、変形を起こします。

 

よく原因は不明などと言ったりしますが、実際は仕事で指先の作業が多い人、主婦の方などは手を使うことが多いので、関節に負荷がかかりやすく痛みになってしまうのだと思います。

近年は更年期の女性が発症することが多いため、女性ホルモンの減少が関節を弱くさせる原因の一つともいわれていますが、やはり実際に患者さんから話を聞くと仕事、作業量が大きい要因だと感じます。先ほどのキャシーさんも長くキルト製作の仕事をしていたので指の負担は相当だったと思います。

 

病院だと加齢現象だからしょうがない、手を使わないようにしないと治らないなどと言われますが、それは本人にとってはかなりつらいことだと思います。もちろん安静にすることが一番ですが仕事は簡単に休むことはできません。

 

ときわ台接骨院では、なるべく日常生活、仕事をやりながら良くなる方法を患者さんと一緒に考えていきます。

まず関節の炎症を抑えることをしていかないといけません。これはなかなか薬だけでは落ち着かないので、当院では指に三本のテーピングを巻きます。

 

①まず19mmのテープを人差し指と同じ長さに三本切ります。

②関節の先端側(関節の線の上)に1本巻きます。貼り付けるイメージできつく巻かないように注意。

  

③最初に巻いたテープより半分ずらして(関節の線の真ん中)同じ方向から巻きます。

  

④三本目も半分ずらして(関節の線の下)巻きます。

  

 

そうすると関節部が一番しっかり固定されます。

こうすることで関節への衝撃、外力が加わりにくくなるので炎症が落ち着いてきます。

炎症が落ち着いてくると赤く腫れていた関節がだんだん黒い感じに変わってきます。固定をすることで変形も最小限に抑えることができます。

テーピング固定と同時に手技療法も行う必要があります。関節が痛くて動かせないことで、指の筋肉、腱がこわばってしまいます。それを消炎鎮痛剤を塗りこみながら丁寧にアプローチしていきます。固定と手技療法の相乗効果で症状が改善します。

もし年齢のせいと決めつけて諦めてしまっている方はぜひご相談ください。

 

 

これからもよろしくお願いします。

 

富士吉田市の地域密着型接骨院 ときわ台接骨院

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