膝の痛み①

いつもご覧いただきありがとうございます。

 

本日は、患者さんの訴える症状の中でも多い膝の痛みについてお話します。

一概に膝の痛みといっても多岐にわたり、年齢や痛くなった動作、痛みの場所など判断するのにたくさんの情報が必要です。

その中でも特に多いのが中高年の患者に多い「変形性膝関節症です。

女性に特に多く、最初の症状としては、

・膝の周りが張った感じ

・座って立ち上がる時に痛い

・階段の上り下りがつらい、など・・・

立ち上がりの第一歩がとくに痛く、進行すると普段の歩行時の痛み、正座やしゃがむことが大変になってきます。

炎症が強いと関節が腫れて、関節水腫(いわゆる水が溜まる状態)となってしまいます。

さらに進むと膝内側の関節軟骨がすり減り、O脚変形が強くなります。変形がひどい場合は病院だと「脛骨骨切り術」や「人工膝関節」を勧められる場合もあります。

 

原因は・・・加齢、肥満などが言われますが、一番は膝の筋力の低下により膝が不安定になり関節に負荷がかかってしまうのです。

特に大事なのは、太ももの前側にある「大腿四頭筋」です。

膝は完全に伸ばしているとき、関節がかみ合って安定します。大腿四頭筋は膝を伸ばすための筋肉で、これが弱ってしまうと膝が伸び切らない状態になります。そうすると歩行するにしても、階段の昇り降りにしても、常に関節がぐらぐらした状態になるので摩擦が起き炎症となるのです。

 

よく病院だと注射で水を抜くことがあります。膝の関節にはもともと一定量の関節液が入っており、潤滑油の役割を果たします。しかし注射で水を抜くと、もともとあった関節液まで抜いてしまうため、潤滑油がなくなり関節内の摩擦が強くなり再度炎症を起こしてしまうのです。できれば抜いた後に負荷がかからないように固定をする必要があります。

 

ときわ台接骨院では、まず疼痛が強い場合は、関節の炎症を抑えるために、関節周辺の筋肉の緊張を取り、包帯でしっかり固定をします。水が溜まっている場合も包帯固定を継続することで徐々に引いていきます。

疼痛が落ち着いてきたら早い段階で筋力運動を行います。座った状態で下腿部に術者が負荷をかけて、患者さんに脚を蹴るようにゆっくり膝を伸ばしてもらいます。伸ばしきったら元の位置に戻して、また伸ばします。これを15回繰り返します。そうすることで大腿四頭筋に力が入るようになり、関節が安定するのです。

これらを数日行い、筋力が安定し、腫れ、運動痛が無くなったら包帯を外します。このような過程を踏むことで痛みはなくなり、再発防止につながるのです。

もし膝の痛みでお悩みの方はご相談ください。

 

 

これからもよろしくお願いします。

 

富士吉田市の地域密着型接骨院 ときわ台接骨院

この投稿へのコメント

コメントはありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL